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 国際的な標準化組織Ecma Internationalは,XMLベースのオフィス・アプリケーション向けファイル形式「Office Open XML(OOXML)File Formats 1.3」(ドラフト版)を公開した。Ecmaがスイスで現地時間5月18日に明らかにしたもの。

 仕様書「Ecma TC45 OOXML Standard - Draft 1.3」は,EcmaのWebサイトから無償でダウンロードできる(PDF形式OOXML形式)。

 OOXMLは,米Microsoftの次期オフィス・スイート「Microsoft Office 12」の標準ファイル形式「Microsoft Office Open XML Format」をベースとする。MicrosoftはMicrosoft Office Open XML Formatを国際標準規格にするため,ほかの企業や組織と共同でEcmaに提出していた(関連記事)。仕様を共同提出するグループは,国際標準化機構(ISO)の承認を受けるようEcmaに働きかけるとしている。

 Microsoft Office Open XML Formatを採用するOffice 12アプリケーションは,Word,Excel,PowerPoint。このファイル形式で文書を保存すると,従来の形式よりファイル・サイズが小さくなるうえ,ファイルが壊れた場合に復旧しやすくなるという。Microsoftは,新ファイル形式の仕様を公開するとともに,ロイヤリティ・フリーでライセンス供与する。

 Ecmaでは,技術委員会Ecma International Technical Committee(Ecma TC45)でOOXMLの策定を進めている。Microsoftのほか,米Apple Computer,英Barclays Capital,英British Petroleum(BP),大英図書館(British Library),米Essilor International,米Intel,米NextPage,米Novell,ノルウェーStatoil,東芝が策定作業に協力した。

 またEcmaは,OOXML用の参照XML Schema「Ecma TC45 OOXML Standard Schemas - Draft 1.3」(zip圧縮形式)もWebサイトで公開した。

 なおMicrosoftに対抗するカナダCorel,米IBM,米Novell,米Oracle,米Sun Microsystemsなどは,業界団体「OpenDocument Format Alliance(ODF Alliance)」を結成し,オープンソースのオフィス・アプリケーション向けファイル形式「OpenDocument Format(ODF)」の標準化を推進している。

 ODFは,オープンソースのオフィス・アプリケーションであるOpenOffice.orgから誕生したXMLベースのファイル形式。XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)が2005年5月にOASIS標準として承認した。このほか,欧州委員会(European Commision)もOpenDocument Formatを推奨し,2006年5月には国際標準化機構(ISO)も承認した。

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