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 セキュリティ製品の拡充を図る米Microsoftは,米Whale Communicationsの買収を発表した(関連記事)。これによりMicrosoftは,「Windows Server」と「Internet Security and Acceleration Server(ISA Server)」に,WhaleのSSL VPNおよびアプリケーション・ファイアウオール技術を付加する計画だ。

 Microsoftセキュリティ・アクセス・ソリューション部門担当副社長のTed Kummert氏は「当社の顧客は,データおよびネットワーク・インフラを保護する必要性と,モバイル・ワーカーの増加にともなう接続手段を提供する必要性とのバランスを取るよう迫られている」と述べる。「情報システムの提供範囲拡大と管理容易化に役立つ,安全な包括的アクセス・プラットフォームを提供していく。当社にない技術をWhaleから得ることは,目標とする製品提供の実現にとって重要なポイントである」(同氏)。

 1998年に設立されたWhaleは,2000年以降,製品の品揃えをプロキシ・サーバーからSSL関連技術に拡大してきた。現在提供している一連のソリューションは,小企業から中企業,大企業までを対象とし,リモート・アクセス,遠隔監視,詳細なコンテンツ検査といった機能を提供する。

 WhaleでCEOを務めるRoger Pilc氏は「当社と当社の技術は,業務用アプリケーションで場所や時間に制限されない安全なリモート・アクセスを実現したいという顧客からの要求を中心に構築した」と説明する。「Microsoftは,情報資産に対する社外ネットワークからの安全なポリシー・ベース・アクセス手段を提供しようと努力している。このことから,Microsoftによる買収は当社の顧客によい影響を与えるだろう」(同氏)。
 
 詳しい取引条件は公になっていないが,買収金額は約8000万ドルとの報道がある。