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 米Evans Dataは米国時間5月23日,北米地域におけるソフトウエア開発動向の調査結果を発表した。それによると,契約社員に開発業務を担当させる企業が昨年秋の調査時より18%増加し,開発業務を全面的にアウトソーシングする企業が25%増加したという。

 また大規模企業に限定すると,開発をアウトソーシングする企業は前回調査より37%増加し,全体の57%に達したという。とりわけ,国外に業務委託する企業が多く,北米企業の37%以上が開発業務を国外にアウトソーシングしている。これは前回調査から20%の増加になる。なお,中小規模企業においても開発業務をアウトソーシングする傾向は高まっている。

 同調査では,アウトソーシングの理由が,単なるコスト削減から,より優れた人材を獲得する積極的戦略に移行しつつあることも分かった。企業は,ビジネス・プロセスの変革や売上の増加を促進する技術分野で,経験を積んだ優秀な人材を求めているという。Evans Data社の社長John Andrews氏は,「IT業界に対するニーズがかつてないほど厳しく革新的なものになっている現在,この傾向は今後もますます強まる」と予測する。

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