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 米IBMは今後3年間に,インドに向けて約60億ドルの投資を行う。IBM社会長兼CEOのSamuel J. Palmisano氏が,インドで現地時間6月6日に明らかにしたもの。同社は過去3年間にインドに20億ドル投資しており,今回の対インド投資計画はその3倍に相当する。

 IBM社は,ITサービスの提供を大幅に自動化することを目的としたService Delivery Centerと,同社のインフラ関連ソリューションや技術を提供するIBM STG(Systems & Technology Group)Innovation, Development and Executive Briefing Centerをバンガロールに開設する。

 また,特定業界向けのリソースを集めたTelecommunications Research & Innovation Centerをデリーに設け,世界各地のコンサルタント,開発者,エンジニア,研究者をつなぐハブとして活用する。

 さらに人材育成を目的として,同社の支援のもと,エンジニア志望の学生が各種ソフトウエアを開発する「The Great Mind Challenge」プログラムを開始する。優れたソフトウエアはインターネットを通じて無償提供するという。

 Palmisano氏は,「インドをはじめとする新興市場は,当社が世界的な成功を収める上でますます重要になっている。顧客が必要とする製品を提供するには,インドで適切な投資を行い,優れた人材とパートナー企業を発掘し,それらを世界各地で蓄積したノウハウと組み合わることが不可欠だ」と述べた。

 米メディアの報道によると,IBM社がインドで抱える従業員数は,2002年の4900人から4万3000人へと急増している(CNET News.com)。また,昨年はインドの大手企業によるアウトソーシング利用が進んだことから,同社のインド市場における売上高は前年比55%増に達したという(InfoWorld)。

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