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 米Microsoftは6月第2週,電子商取引向けサーバーの「BizTalk Server 2006」の「R2バージョン」を出荷する予定であることを発表するとともに,サーバー管理ソフトウエア「System Center Operations Manager 2007」のベータ版や企業向け電子メール・セキュリティ製品系列「Antigen」の新版を出荷した。そのうえ中小企業向けサーバー・パッケージ「Windows Small Business Server(SBS)2003 R2」も完成させたという。大型製品のリリース遅れが続いていた同社にとって,久々の良い週だったようだ。

 BizTalk Server 2006 R2は,ビジネス・プロセス管理(BPM)サーバーの次期版であり,2007年前半に登場する予定だ(現行のBizTalk Server 2006は,わずか3カ月前の2006年3月に出た)。次期版では無線ICタグ(RFID)ソリューションの開発/管理用サービスを備え,サプライ・チェーン機能を新たに搭載し,新しいメッセージング・プロトコルに標準対応する。BizTalk Server 2006 R2を試用したいのなら,同サーバー向けの新しい技術導入プログラム(Technology Adoption Program,TAP)に参加すればよい。

 Microsoftは同週,System Center Operations Manager 2007(旧名称は「Microsoft Operations Manager(MOM)」)のBeta 2をリリースした。次期システム管理サーバーの評価版である。Microsoftによると,Operations Manager 2007はエンド・ツー・エンド・サービスの監視が可能で,信頼性やセキュリティ,運用効率が向上し,基幹業務アプリケーションの監視が行える。

 Antigen製品系列は,元々Microsoftが2005年に買収した米Sybari Softwareの製品で,今回Microsoftブランドにすると同時に新機能を加え,バージョンを9に上げる。Antigen 9のうち「Antigen for Exchange」「Antigen for SMTP Gateways」「Antigen Spam Manager」「Antigen Enterprise Manager」といった製品は,7月1日に利用可能となる。Antigenの電子メール・セキュリティ製品は,アンチウイルス・エンジンを複数備えていることが特徴で,異なるエンジンを組み合わせて最良の結果が得られる。

 最後に,MicrosoftはWindows SBS 2003 R2を製造段階に移行させた。同製品の主な販売対象は,ローエンド・サーバーを持つ小企業である。Windows SBS 2003 R2には,クライアントのセキュリティ・パッチ適用状況を調べる「Green Check」という新機能が搭載される。この機能を使うと,接続されているクライアント・マシンを調査し,最新のセキュリティ・パッチが適用されていない場合にはすぐ警告できる。さらに,「Windows Server Update Services(WSUS)」機能を組み込んだほか,Exchange用メールボックス容量を75Gバイトに拡大し(旧版は16Gバイト),「Microsoft Exchange Server」「Microsoft SQL Server」「Microsoft Internet Security and Acceleration(ISA)Server」の最新版を付属させる。