米Oracleは米国時間6月13日に,コンタクト・センター・サービス向けのソフトウエア・インフラを手がける米Telephony@Workの買収を発表した。「オンデマンドCRM製品を拡充する」(Oracle社)としている。買収金額などの詳細な条件は明らかにしていない。
Telephony@Work社の製品には,ブラウザ・ベースでコンタクト・センター・サービスを展開するためのキャリア・グレードのマルチ・チャネル対応ソフトウエア「CallCenterAnywhere」などがある。
Oracle社は自社のCRMソフトウエア「Siebel Contact On Demand」を通じてCallCenterAnywhereを提供するほか,エンド・ユーザー企業や商用サービス・プロバイダに販売する。
Oracle社は,コンタクト・センター向け技術とCRMおよびBI(ビジネス・インテリジェンス)をより緊密に連携させることで,データ統合におけるコストや複雑さの軽減を図る。また,各種の導入オプションも設定する予定。
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