PR

 米3G Americasと英Informa Telecoms & Mediaは,世界における携帯電話の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると2006年6月末には,GSM系携帯電話(GSM,GPRS,EDGE,UMTS/HSDPAを含む)のユーザー数が20億人に達する見通しという。他の方式も含めた全携帯電話のユーザー数は24億人を見込んでおり,GSM系携帯電話が圧倒的な優位を誇っている。

 Informa Telecoms & Media社上級アナリストのDevine Kofiloto氏によると,2004年に,GSM系ユーザーが10億人に達するまで約12年かかったが,それからわずか2年半でさらに約10億人増えた。

 地域別にみると,中南米とカリブ海沿岸諸国の伸びが顕著である。2005年3月から2006年3月にかけての成長率は97%で,GSM系携帯電話のユーザー数が7400万人以上増加した。次いで,中東(成長率67.7%)とアフリカ(同61.1%)が急拡大している。

 GSM系携帯電話のユーザー数が最も多い国は中国で,ロシア,インド,米国がそれに続く。

 3G Americas社社長のChris Pearson氏によると,「全携帯電話ユーザーで,GSM系サービスの利用者が占める割合は,中南米とカリブ海沿岸諸国で58%以上,西半球地域では48%にのぼる」という。

 西半球地域では,CDMAおよびTDMA系事業者によるGSMへの移行が進んでおり,GSM系ユーザー数が間もなく2億5000万人を越える見通しである。

 両社は,2010年にはGSM系ユーザー数が30億人に達し,そのうち7億人はUMTS系ユーザーになると見込んでいる。

 また,GSMネットワークの業界団体GSM Associationは英国時間6月13日,世界のGSM系携帯電話ユーザーに関する調査結果を発表した。主な調査結果は以下の通り。

・GSM系携帯電話の普及は,アジア,アフリカ,中南米諸国の需要がけん引している。10億人目から20億人までのGSM系ユーザーのうち,開発途上国のユーザーが占める割合は82%
・GSM系ユーザーが最も急増している上位10カ国のうち,アジア諸国が5カ国を占める
・GSM系ユーザーが送信するテキスト・メッセージの件数は,年間1兆通以上
・中国における音楽の売上高は,携帯電話経由の購入が音楽CDを上回る

[発表資料(1)へ]
[発表資料(2)へ]