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 米Microsoftは,同社会長兼チーフ・ソフトウエア・アーキテクト(CSA)のBill Gates氏(50歳)が2008年7月に現役を引退する予定であることを米国時間6月15日に発表した。今後2年のあいだに同氏職務のスムーズな引き継ぎを図る。

 現最高技術責任者(CTO)のRay Ozzie氏(50歳)がただちにCSA職を継ぎ,Gates氏とともにすべての技術アーキテクチャおよび製品を監督する。同じく現CTOのCraig Mundie氏(56歳)は,最高戦略責任者(Chief Research and Strategy Officer)に就任し,同社の研究開発を指揮するほか,法務顧問のBrad Smith氏と協力して同社の知的財産および技術ポリシーの指導にあたる。

 Ozzie氏は1980年代初頭に世界初の表計算ソフト「VisiCalc」の開発に関わり,1983年に米Lotus Developmentに入社した。1984年に米Iris Associatesを興し,「Lotus Notes」を開発。1997年に米Groove Networksを設立したが,Microsoft社がこれを2005年4月に買収した際に,CTOとしてMicrosoft社に加わった。

 Mundie氏は1992年にMicrosoft社に入社。Consumer Platforms Division部門を立ち上げ,「Windows CE」などの開発を指揮した。また,デジタルTV関連事業を推進し,米WebTV Networksの買収と運営を担当。現在は,グローバルな技術ポリシーとさまざまな技術およびビジネス開発を統括している。

 Microsoft社は最高経営責任者(CEO)Steve Ballmer氏のもと,2005年9月に組織再編を実施。全社を「Platform Products & Services Division」「Business Division」「Entertainment & Devices Division」の3部門とし,各部門の責任者にそれぞれKevin Johnson氏とJim Allchin氏,Jeff Raikes氏,Robbie Bach氏が就いた。また,米Wal-Mart出身のKevin Turner氏を最高業務責任者(COO)に迎えている(関連記事)。

 「当社は今後も世界最高の技術的人材を採用し,最大限に才能を発揮するための環境を与える。顧客のために最大の課題克服と成長機会に引き続き取り組み,長期的な投資を行っていく」(Ballmer氏)

 Gates氏は現役引退後も会長職にとどまり,主要な開発プロジェクトのアドバイザを務める。また,夫妻で運営する慈善団体Bill & Melinda Gates Foundationの活動に専念するという。

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