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 米Adobe Systemsは米国時間6月15日,2006会計年度第2四半期(2005年3~5月期)決算の速報を発表した。売上高は目標としていた範囲を下回ったが,1株当たり利益は予想の範囲内だった。同期の業績は,Adobe社が昨年12月に手続きを完了した米Macromediaの買収がコストと売上高の両方に影響を与えていると説明。また,同社は通期の業績予測の下方修正も発表している。

 同期の売上高は6億3550万ドル。前年同期の4億9600万ドルからは28%の増収となるが,目標としていた6億4000万~6億7000万ドルの範囲を下回った。前期は6億5550万ドルだった。

 会計原則(GAAP)ベースの純利益は1億2310万ドル(希薄化後の1株当たり利益は20セント)。前年同期は1億4980万ドル,前期は1億510万ドルだった。ちなみに,同社は,同期の1株当たり利益を18~21セントの範囲と予測していた。また,買収や株式報酬の関連コストといった特別項目を除く非GAAPベースの純利益は1億8940万ドル(同31セント)だった。

 営業利益は1億4790万ドル(営業利益率は23.3%)。前年同期が1億8220万ドル(同36.7%)から減少,前期が1億3000万ドル(同19.9%)からは増益となった。

 同社は,第3四半期(6~8月期)の業績見通しについても明らかにした。売上高は5億8000万~6億1000万ドル,GAAPベースの1株当たり利益は13~16セント,特別項目を除く非GAAPベースで25~27セントの範囲を見込む。GAAPベースの営業利益率は16~19%,非GAAPベースでは33~35%を目標とする。

 さらに同社は,2006会計年度通期の業績予測の下方修正も発表している。売上高予測を25億4000万~26億ドル,GAAPベースの1株当たり利益の予想を70~76セント,非GAAPベースで1.20~1.25ドルに下方修正した。従来予想では,売上高が27億ドル,GAAPと非GAAPベースの1株当たり利益はそれぞれ74~82セント,1.26~1.30ドルだった。

 同社は同日,Worldwide Field Operations部門プレジデントのStephen Elop氏が退社することを明らかにした。同氏は,旧Macromedia社の社長兼CEOだった人物。2006年12月5日付けで同社を退く。

発表資料(1)
発表資料(2)