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 セキュリティ・ベンダーの英Sophosは英国時間6月20日,新たなウイルス「W32/Sixem-A」について警告を発した。同ウイルスは,ドイツで開催中のFIFAワールドカップに関連する話題で興味を惹き,電子メールを介して感染するもの。件名と本文は英語で書かれている。

 W32/Sixem-Aが送られてくる電子メールの件名は「Naked World Cup game set(裸のワールドカップ開催)」「Soccer fans killed five teens(サッカー・ファンがティーン5人を殺害)」「Crazy soccer fans(熱狂するサッカー・ファン)」など。

 本文は,ヌーディストによるサッカー大会や殺害現場の写真が見られるとして,添付ファイルを開かせようとする内容。添付ファイルを実行すると,コンピュータ上のセキュリティ・ソフトウエアの無効化を試みる。また,マシン上に保存された電子メール・アドレス宛に自身を送りつけようとする。

 これまでにも,ワールドカップ人気を利用したウイルスがいくつか見つかっている。1年前には,「ワールドカップのチケットが当たった」という内容でユーザーを欺く「Sober-N」が感染を広げ,被害は40カ国に及んだ。2002年の日韓大会では,「試合の結果」という件名のメールで感染を広げるウイルス「VBS/Chick-F」が確認された。

 また,1998年のフランス大会が開催された際には,ユーザーに優勝チームを予想させるウイルスが確認されている。ユーザーがチーム選びに失敗するとウイルスが発症し,ハード・ディスク装置に格納されているすべてのデータを削除するというものだった。

 Sophos社は,大会が白熱するにつれてサッカー人気を逆手に取るインターネット犯罪が出現する可能性が高いとして,十分注意するように呼びかけている。

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