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 米IBMは,ロシアに開発研究所「Russian Systems & Technology Laboratory」を開設した。同社がロシアで現地時間6月20日に発表したもの。同社はロシアの10都市にすでに戦略的拠点を持っていたが,開発研究所設立は今回が初めて。今後3年間に4000万ドルの投資し,2008年までに最大200人を雇用する予定。

 同研究所では主にメインフレーム技術の開発に焦点を当てる。具体的には,「System z」メインフレーム向けOSのDFSMS(データ機能記憶管理サブシステム)強化に取り組む。また,米国やドイツの技術者と協力し,ブレード・システム「BladeCenter」の開発およびテストを行う。

 ロシアにはメインフレームの顧客企業が多いため,IBM社は開発研究所の設立により,ロシア市場での地歩拡大を図る。同社ロシア事業IBM Russiaの年間売上高は過去5年で2桁成長を遂げ,2004年の成長率は75%,2005年は同29%だったという。

 「我が社は,国境に関係なく優秀な人材を求めている。ロシアをはじめ中欧や東欧には,技術とプログラミング能力のある人材が豊富だ。これらを活用して革新的な製品をつくるのが目的」とIBM社会長兼CEOのSamuel Palmisano氏は述べた。同社は最近,高成長国への進出にいっそう注力しており,すでにブラジル,インド,中国に開発機関を設けている。

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