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 米IBMと米エネルギー省(DOE)の国家核安全保障管理局(NNSA)は,スーパーコンピュータ「BlueGene/L(BG/L)」で207.3テラFLOPSの連続演算速度を記録した。IBM社とNNSAが米国時間6月22日に明らかにしたもの。この記録は,現時点で世界最高速度という。

 BG/Lは,NNSA管轄下のローレンスリバモア国立研究所(LLNL)が運用しているスーパーコンピュータ。NNSAの研究活動「Advanced Simulation and Computing(ASC)」にもとづき,IBM社と共同開発した。核兵器のシミュレーションを目的としている。

 207.3テラFLOPSは,第一原理分子動力学法(FPMD)演算プログラム「Qbox」を使って出した。Qboxは極端な温度/圧力環境下にある物質の特性を予測するためのプログラムで,多数の原子の振る舞いをシミュレーションする必要がある。

 IBM社深コンピューティング担当副社長のDavid Turek氏は,「この記録で,科学計算の連続演算速度が歴史上初めて200テラFLOPSを超えた」としている。

 米メディア(internetnews.com)によると,BG/Lは64台のラックで構成されており,「PowerPC 440」プロセサを13万1072個搭載しているという。

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