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 米DoubleClickは米国時間6月22日に,2006年第1四半期の検索広告マーケティングに関する調査結果を発表した。2006年第1四半期における検索広告マーケティングの規模と費用は前年同期比で37%増加し,そうした検索広告マーケティングから広告主が得た売上は72%急増した。

 アクティブ・キーワード数は前年同期と比べて36%増え,合計クリック数は同24%増加した。

 CPK(キーワード単価)とCPC(クリック単価)については,ホリデー・シーズンの高騰から落ち着きを取り戻した。2005年12月の時点で平均59ドルだったCPKは,2006年第1四半期にはほぼ半額の30ドル前後で推移した。

 ホリデー・シーズンを含む2005年第4四半期と比較して,当期は,広範なカテゴリを網羅する高価格のキーワードへの支出が減少した。消費者も,範囲を絞ったキーワードに連動する広告を多くクリックする傾向が高まっている。

 DoubleClick社Performics部門社長Stuart Frankel氏は,「ホリデー・シーズンには,買い物客は他人へのプレゼントとして商品を選ぶため,何を買いたいのかあまり把握せずに買い物をしようとしている。しかし通常時は,自分のものを購入するので,よりキーワードを絞って検索を行なう」と説明した。また,「広告主も,広告支出を最大限に売上に結びつける方法について,より賢明な選択をするようになってきた」と同氏は指摘する。

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