PR

 カナダのCorelは現地時間6月27日,新しいモジュラ型のイメージング・プラットフォーム「Alta」(コードネーム)の公開予定を発表した。同プラットフォームと一部のCorel製品のモジュラ版は,2006年秋から無料でダウンロード提供される予定。ユーザーは柔軟にソフトウエアのカスタマイズが可能になり,パートナ企業はAltaと連携するオンライン・サービスの提供が可能になるという。

 無料版のAltaをインストールすると,デジタル画像やビデオ・クリップを整理,編集,共有するために必要なツールをが利用できるようになる。ユーザーは,必要に応じてデスクトップ上の単一プラットフォームにコンポーネントを追加することにより,新しい機能を利用できる。

 パートナ企業は,Altaにオンライン・サービスを追加することにより,顧客向けに総合的なデジタル・イメージングのエコシステムを作成することができる。ユーザーは,これらのパートナ・サイトから,単一のソースを使って自分のデジタル写真やビデオの管理,共有,保存,印刷ができるようになる。

 同社によれば,米CNET Networksが運営する写真共有コミュニティであるWebshots(www.webshots.com)が,主要パートナとしてAltaデジタル・イメージング・エコシステムの一部になるという。Altaユーザーは,Webshotsのサービスを利用して,写真の印刷,画像入りギフトの作成,Webshotsの写真共有コミュニティを介した写真共有などが可能になる。

 Corel社によるソフトウエアのモジュラ版提供は,配布チャネルの拡大を狙ったもの。また,追加機能やサービスといったより高い商品や抱き合わせ商品を販売する顧客ベースの確立を狙っている。同社は今後,そのほかのソフトウエア製品の一部からもモジュラ版を提供する予定。

 Altaは,2006年秋に同社Webサイトと複数のパートナから提供が開始される。

発表資料へ