PR

 米Red Hatは米国時間6月28日,2007会計年度第1四半期(2006年3~5月期)の業績を発表した。同期はサブスクリプション販売が好調で,売上高が前年同期から38%増の8400万ドルとなった。前期からも7%増加している。GAAPベースの純利益は1380万ドル(1株当たり利益は7セント)。前年同期の1240万ドル(同7セント)から11%の増益となった。

 サブスクリプション契約による売上高は,前年同期比45%増,前期比7%増の7150万ドルだった。営業利益として1260万ドルを計上。これには,財務会計基準第123号(FAS123R)の適用に伴う,ストックオプションや従業員の持ち株制度に関連する費用の760万ドルが含まれている。営業活動によるキャッシュフローは,前年同期から43%増の5240万ドル。粗利益率は84%で前年同期の79%から向上している。

 同社執行副社長兼CFOのCharlie Peters氏は「新しい会計年度において好調なスタートを切ることができた。トップライン製品で売り上げを伸ばすとともに,市場シェアも拡大している。FAS123Rの適用と税率の影響で,純利益は前期の業績と比べて正確に比較はできないが,中心となる事業の効率は引き続き向上しており,それがキャッシュフローに表れている」とコメントしている。

発表資料へ