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 バージニア工科大学は新入生カリキュラム向けのタブレットPC供給に関して,富士通の子会社Fujitsu Computer Systemsおよび米Microsoftと提携を結んだことを,米国時間6月30日に明らかにした。富士通のコンバーチブル・スタイルのタブレットPC「LifeBook T4000 Series」を採用し,今夏に試験導入を開始する。

 LifeBook T4000 Seriesは,従来のノート・パソコンの形体をしており,スクリーン部分を回転して折りたたむとタブレットPCになる。紙とペンでメモを取るように,スタイラス・ペンを使って手書きで入力できる。

 新入生は初年度の科目で,コンピュータ・デザインのスケッチにタブレットPCを使用する。学生は,手書きでノートをとったり,仲間と電子的な共同作業を行ったりできる。

 また教員は,Microsoftの「Office OneNote」をはじめ,「Classroom Presenter」「SketchUp」などのアプリケーションを用いて,新入生のカリキュラムに対応する。

 初年度を修了した後も,学生は授業のプレゼンテーションや実習にタブレットPCを使い,教師への質問送信やディスカッションなどが行える。

 また同大学は夏のあいだ,教員に対して,タブレットPCを利用して講義を行うためのトレーニングを提供する。同大学の教員能力開発研究所(FDI)がFujitsu Computer SystemsとMicrosoftの協力を得て,トレーニング・モデルを開発する。

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