PR

 米Apple Computerは米国時間7月5日,ストックオプションに関する不正処理の問題で2件の訴訟を起こされたことを明らかにした。同社の現役および元幹部役員が,カリフォルニア州北部の連邦地方裁判所と同州サンタクララ郡の上級裁判所で提訴されたという。

 同社は6月29日に,「内部調査の結果,1997年から2001年にかけて一部ストックオプションの発行に関する不正処理を見つけた」ことを公表(Appleのプレス・リリース)。この時点で米証券取引委員会(SEC)には既に報告している。

 同社の説明では,問題となったストックオプションには同社CEOのSteve Jobs氏に付与されたものが含まれるが,「このオプションは後に撤回されており,同氏はいっさい利益を得ていない」としている。

 同社は現在,2件の訴訟への対応を検討中である。

[発表資料へ]