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 米IBMがアイルランドで現地時間7月6日に,アイルランドにおけるソフトウエア事業の強化計画を発表した。首都ダブリンでソフトウエア開発部門を中心に拡充を図る。今後3年間で4600万ユーロ(約5870万ドル)を投じ,300人以上のソフトウエア技術者を新たに雇用する。

 具体的には,ダブリン郊外のムルフダルトにある施設Dublin Technology Campusでソフトウエア開発業務を開始し,修士および博士クラスの技術者やプログラマを集める。同施設内のDublin Software Laboratoryでは,サービス指向アーキテクチャ(SOA)の動作試験を行う「Centre of Competency for SOA」,ドイツSAP製品との相互接続性を検証する「Centre of Competency for SAP」,医療分野向けソフトウエアを開発する「Centre of Competency in Biomedical Search」---といった部門を新設する。さらに,これまで金融サービスおよび小売分野向けに提供していた業界別ソリューションを増やし,医療分野向けの開発も進める。

 またIBMは,アイルランドの企業,大学,政府関連組織などとの共同研究/開発を推進する部門「Business Incubation Centre」を設ける。この部門は,同社の新事業部門Technology Collaboration Solutionsのアイルランド向け窓口にもなる。

 そのほかIBMは,アイルランドでサプライ・チェーン部門の拡大と人員増強を計画している。

 ちなみに米メディア(InfoWorld)によると,アイルランド政府は数週間前,2013年まで38億ユーロ(約45億5000万ドル)の予算をかけて科学技術分野の研究を強化すると同時に,数学および科学系の学生を支援する政策を発表したという。

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