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 米IDCの子会社Manufacturing Insightsはシンガポールで現地時間7月6日,日本を除くアジア太平洋地域(APEJ:Asia/Pacific excluding Japan)における製造業界のIT予算に関する調査結果を発表した。それによると,同地域の製造業界のIT予算は2005年に150億ドルだったが,今後は年平均(CAGR)7.7%で成長し,2010年には220億ドルに達する見込み。

 同地域において,IT予算額が多い分野は,ハイテク,自動車,化学薬品。国別にみると,大中華圏(中国本土,香港,マカオ,台湾)のIT予算が最大で,オーストラリアおよびニュージーランドと韓国がそれに続く。

 「アジア地域は,2005年にバリのテロ攻撃,津波などの自然災害,鳥インフルエンザ,高騰する原油価格,地政学的な緊張といった不安定な環境に置かれたにもかかわらず,経済的危機を乗り越え回復および安定に向かっている。アジア太平洋地域は今後も,中国とインドを中心に急成長を続けるだろう」(Manufacturing Insightsのアジア太平洋地域製造業界リサーチ・ディレクタのTan Mang Teck氏)

 また,Tan Mang Teck氏はITベンダーに対し,「同地域の製造業界市場の課題やプロセスに関して知識を持ち,なおかつ現地言語を話せる専門家を雇用して,同市場への理解を深めるべき。また,顧客にコスト削減や作業時間の短縮だけでなく,敏しょう性(Agility),順応性(Adaptability),相互調整(Alignment)の重要性を認識させる必要がある」と述べた。

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