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 米Freescale Semiconductorは,記憶容量4MビットのMagnetic RAM(MRAM)チップ「MR2A16A」の量産出荷を開始した。Freescaleが米国時間7月10日に明らかにしたもの。MRAMチップの製品化はこれが業界初という。1000個ロット時の単価は25ドル。

 従来のメモリー素子が電荷を利用して情報を記憶するのに対し,MRAMは磁気を用いる。ハード・ディスク装置の読み書きヘッドにも使われるトンネル磁気抵抗(TMR:Tunnel Magneto Resistance)素子でメモリー・セルの磁化方向を変え,それに応じた電気抵抗値の変化で情報を表現する。

 電源を切っても情報維持が可能な不揮発性を備える。大容量で,書き換え/読み出しが高速,低消費電力という特徴を備える。そのうえ,書き換え回数に制限がない(関連記事)。

 MR2A16Aは,動作電圧が3.3V,読み書き速度が35n秒。業界標準のSARMピン配置を採用し,パッケージはRoHS指令準拠の400ミルTSOP type-II。アリゾナ州チャンドラの200mmウエーハ工場で製造した。

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■変更履歴
初出では記事冒頭に「米Motorola傘下の米Freescale Semiconductor」との表記がありましたが,現在同社はMotorolaとの資本関係はないため「米Motorola傘下の」を削除・訂正しました[2006/07/12 15:15]