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 米Vonage Holdingsが特許を侵害したとして,Klausner Technologiesは同社をテキサス州西部の連邦地方裁判所に提訴した。Klausner Technologiesが米国時間7月10日に明らかにしたもの。Klausner Technologiesは損害賠償と訴訟費用を含め,1億8000万ドルの支払いを要求している。

 Klausner Technologiesが問題としているのは,米国特許番号「5,572,576」。タイトルは「Telephone answering device linking displayed data with recorded audio message」で,1994年3月15日申請,1996年11月5日成立。通話応答デバイスで受信したメッセージの発信者表示技術に関連する。

 Klausner Technologiesは発明家のJudah Klausner氏が設立した企業で,インターネットを介したボイスメール・サービスをカバーする特許などを世界で25件以上保有しているという。

 一方Vonageは,VoIP関連の特許3件の所有権をDigital Packet Licensingから取得したことを同日発表した。米国特許番号「4,782,485」(タイトルは「Multiplexed digital packet telephone system」),同「5,018,136」(同「Multiplexed digital packet telephone system」),同「5,444,707」(同「Packet switching communication system」)で,VoIP技術で使われるパケット化されたデジタル信号の圧縮に関するもの。

 Vonageは「これら特許の取得により,米Sprint Communicationsや米Verizon Communicationsなどと係争中の特許侵害訴訟で主導権を握ることになる」と述べる。訴訟では,このうち1件の特許が争点になっているためである。Vonageはこれら通信企業とクロスライセンスの交渉に入るという。

 なおDigital Packet Licensingが米Motorola,米Time Warner,米Qwest Communicationsなどと結んでいたライセンス契約は,Vonageが引き継ぐことになる。

[Klausner Technologiesのプレス・リリース]
[Vonageのプレス・リリース]