米Googleはオンライン広告関連の販売および業務センターをミシガン州アン・アーバーに新設する。ミシガン州経済開発公社(MEDC)が米国時間7月11日に明らかにした。新センターでは1000人のスタッフを採用する予定。
MEDCによると,同州知事のJennifer M. Granholm氏は1年以上前からMEDCを通じてGoogleに働きかけていたという。MEDCは誘致にあたり,20年間で3800万ドル以上のハイテク単一事業税控除を承認した。
MEDCの推計では,新センターが直接採用する1000人に加え,間接的に1245人分の雇用が創出する。20年間で,同州就労者に20億ドル以上の所得をもたらす見込み。
米メディアの報道(CNET News.com)によると,Googleは最大24万平方フィートのオフィス・スペースを探しており,当初の候補地はアン・アーバーを含め50カ所におよんだ。ミシガン州は2000年以来,約30万人が職を失っており,失業率は57カ月連続で全国平均を上回っている。Googleの施設拡大投資はGranholm知事にとって必ず獲得したい契約だった。
ちなみにアン・アーバーにはミシガン大学があり,Google共同設立者のLarry Page氏は同大学の卒業生である。
[発表資料へ]
■変更履歴 初出では「ミシガン州アナーバー」としておりましたが,「ミシガン州アン・アーバー」の誤りでしたので修正しました[2006/7/15 3:00] |