米IBMは,米Intel製プロセサおよび米AMDのOpteronプロセサを搭載するブレード・サーバー製品系列「IBM BladeCenter」で,企業サーバー向けLinux OS「SUSE Linux Enterprise 10(SLES 10)」と,同OS上のオープンソース仮想化ソフトウエア「Xen」をサポート対象とする。IBMが米国時間7月17日に明らかにしたもの。
SLES 10は,米Novellが提供するLinux OS。米XenSourceのXenを採用し,1台の物理サーバー上で複数のOSを同時に動かすことができる。「Novellが試験したところ,(処理負荷を1台のサーバーに集約することで)サーバーの利用率が70%近く向上すると同時に,Linuxシステムの管理や設定の作業効率が高まる,という結果を得た」(IBM)。
SLES 10とXenのサポートは,Intel製プロセサおよびOpteronプロセサ・ベースのBladeCenterにおいて直ちに開始する。さらにIBMは,すべてのハードウエアとミドルウエアでも対応を計画している。
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