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 米Rambusは,株式ベースの報酬経費計上で誤りがあったとして,発表済みの財務諸表の訂正を申請する。同社が米国時間7月19日に明らかにした。

 Rambus取締役会の監査委員会による独自の調査の結果,同社がこれまで付与したストック・オプションの書類上の付与日と実際の付与日に差異があることが判明。株式ベース報酬の経費は,実際の権利確定日までに計上するべきだったとする判断にもとづき,同委員会は,2003,2004,2005年の発表済み財務諸表,および2006年第1四半期のForm 10-Q(四半期報告書)に含まれる財務諸表を訂正報告することを決定した。

 現在調査を継続中だが,ストック・オプションの実際の付与日による経費計上,それにともなう財務諸表の訂正報告やその他の業務が実施されれば,「莫大な経費額になる」(Rambus)。

 同社はまた,2005年12月31日の時点で財務報告に対する社内統制に大きな欠陥があった可能性が高いとしており,独自に分析を進めている。

 同社は,2006年第2四半期のForm 10-Q提出が期限に間に合わないであろうと見ている。NASDAQ上場企業は期限までにForm 10-Qを提出することが義務付けられているため,これに準拠できない場合,NASDAQから上場廃止検討の警告を受ける可能性がある。

 ちなみに同日発表した2006年第2四半期決算は,売上高が前年同期比22%増の4890万ドルで「過去最高を記録した」(同社)。主に新規の特許ライセンス契約による収入が成長をけん引したという。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]