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 中国のオンライン検索ベンダーBaidu(百度)は現地時間7月24日,米Hewlett-Packard(HP)と検索サービスに関して提携関係を結んだと発表した。2006年10月より1年間,HPのパソコン「Pavilion」および「Presario」シリーズにBaiduの検索サービスをプリロードして中国本土で販売する。

 パソコンに搭載するInternet ExplorerブラウザのホームページをBaidu.comに設定するほか,ユーザーはショートカットキーを使ってBaiduの検索ページに即座にアクセスできるという。

 Baidu,CTOのJerry Liu氏は,「HPといった大手と提携することで,必要な情報をすぐに入手できる,ユビキタスな検索サービスを提供したい」と述べる。

 Baiduによると,業界アナリストは世界市場でパソコンの機能向上や低価格化が進んだことから,価格競争の意味が薄れているとみているという。このため「パソコン・メーカーは,他の付加価値を提供することで他社との差異化を試みている」(Baidu)。HPとBaiduの提携も,ユーザーの利用体験を高めることで,急成長を遂げる中国市場において新規顧客を開拓するのが狙いという。

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