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POWER5+プロセサとMCMを搭載したモジュール
POWER5+プロセサとMCMを搭載したモジュール
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 米IBMが,デュアルコアPOWER5+プロセッサ・ベースの新型ハイエンド・サーバー「IBM System p5 595」「同p5 590」を米国時間7月25日に発表した。p5 595は64コア構成,p5 590は32コア構成までシステムを拡張できる。価格など詳細な情報は明らかにしていない。

 両サーバーは,「book」(ブック)と呼ぶ演算モジュールを組み合わせて構築する。各ブックには,デュアルコアPOWER5+プロセッサ4個と,デュアルコアのマルチチップ・モジュール(MCM)を複数搭載している。

 プロセッサの動作周波数は,p5 595が2.3GHzまたは2.1GHz,p5 590が2.1GHz。各プロセッサは1.9Mバイトのレベル2キャッシュ・メモリーを内蔵し,メモリー・コントローラも備える。また各MCMは,36Mバイトのレベル3キャッシュ・メモリーを持つ。

 それぞれのブックはメモリー・カード・スロットを16個用意しており,8G~512Gバイトの533MHz DDR2メモリーを搭載できる。その結果サーバーとしての最大メモリー容量は,p5 595が2Tバイト,p5 590が1Tバイトとなる。

 p5 595は,ベンチマーク・テストTPC-Cで401万6222トランザクション/分(TPM)を記録するなど,主要なベンチマーク・テスト5つで最高記録を出したという。「TPC-Cの結果は米Hewlett-Packard(HP)のIntegrity Superdomeサーバーより3.2倍高い。トランザクション当たりの価格は2.98ドルで,HP製サーバーの4.82ドルに比べ38%優れている」(IBM)。

 新型サーバーは仮想化技術「Virtualization Engine」に対応しており,演算コア1つ当たり最大10個の仮想サーバーを設定できる。また企業や部門,個人ごとにITリソース(資源)の使用量を計測して課金できるようにするソフトウエア「IBM Tivoli Usage and Accounting Manager(ITUAM)」の新版も利用可能とした。

 なお米メディア(CNET News.com)によると,両サーバーは8月11日に出荷を開始するという。

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