米Hewlett-Packard(HP)は米国時間7月25日に,管理ソフトウエア・ベンダーの米Mercury Interactiveを買収する計画を明らかにした。買収総額は約45億ドルで,1株あたり52ドルの株式公開買い付け方式で実施する。取引が完了すれば,「業界最高レベルのビジネス技術最適化(BTO)ソフトウエアのプロバイダとなる」(HP)。
Mercuryの「BTO Enterprise」製品はアプリケーション管理,アプリケーション配布,ITガバナンス,およびサービス指向アーキテクチャ・ガバナンスなどに威力を発揮するという。
「BTO Enterpriseの強みと当社『OpenView』製品の強みを組み合わせることで,ITライフサイクルを通じて全社的IT管理を行うための統合ソリューション提供が可能になる」(HPのシニア・バイス・プレジデントのThomas Hogan氏)。
買収取引は2006年第4四半期に完了する見込み。HPは,Mercury買収後に自社ソフトウエア部門の年間売上高が20億ドル以上に拡大し,2008会計年度に約10~15%の収入増を見込んでいる。
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