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 米CAは米国時間7月31日,遅れていた2006会計年度(2005年4月~2006年3月)の年次報告書(Form 10-K)を米証券取引委員会(SEC)に提出したことを発表した。また,同社は8月1日付でEnterprise Systems Management(ESM)部門担当上級副社長兼ジェネラル・マネージャとして,元米Symantecの執行副社長兼CTOだったAjei S. Gopal氏を任命する人事を発表した。

 同社は,2006会計年度の年次報告書とともに,2002年から2005年の過去4年分の年次報告書も修正してSECに再提出した。これらの修正報告書は,ストック・オプションの会計処理や売上高の計上間違い,販売手数料などの修正を反映させている。ストック・オプション関連の修正報告では,1996年から2006年までの10年間において,税引き前ベースの非現金費用として3億4200万ドルを追加している。

 修正後の年次報告によれば,同社の2006会計年度の売上高は37億9600万ドル。6月に発表した速報値よりも2000万ドル高かった。会計原則(GAAP)ベースの純利益は1万5600万ドルで,希薄後の1株あたり利益は26セントだった。非GAAPベースでは,1株あたり利益が84セントだった。

 同社CEOのJohn Swainson氏は「2006会計年度の年次報告書を提出したことで,今後は前進することに集中できる」とコメントしている。

 8月1日付でESM部門担当上級副社長兼ジェネラル・マネージャに就任するGopal氏は,Symantecで新しい技術に関する戦略と投資,特許ポートフォリオ開発の責任者を務めた。また,インドと中国における事業を監督するとともに,Compliance部門を率いて事業開発,合併買収も担当した。CAでは,6月に最高技術責任者(CTO)に任命されたAlan F. Nugent氏の後継となり,製品担当上級副社長のRussell M. Artzt氏の直属となる。

発表資料(1)
発表資料(2)