米EDSは米国時間8月1日,2006年第2四半期の決算を発表した。当期の売上高は51億9000万ドルで,前年同期の50億ドルから5%増加した。純利益は1億400万ドル(1株あたり利益は20セント)で,前年同期の2600万ドル(同5セント)から4倍の増益となった。
一時的な費用を除いたプロフォルマ・ベースの純利益は1億700万ドル(1株あたり利益は20セント)で,前年同期の2700万ドル(同5セント)から大幅に増加した。
当期の契約総額は54億ドルで,前年同期の26億ドルから103%拡大。米Kraft Foodsから16億ドルの大型契約をとりつけたほか,既存顧客の米Bank of Americaから7億ドル,オーストラリアのCommonwealth Bank of Australiaから3億5000万ドルの契約を獲得した。
地域別でみると,米大陸の売上高は前年同期比3%の23億7000万ドルで,営業利益は同15%増の3億6400万ドルだった。欧州/中東/アフリカの売上高は同9%増の16億ドルだったが,営業利益は2億1800万ドルから2億1500万ドルに減少した。アジア太平洋地域の売上高は同8%減の3億5200万ドルで,営業利益は横ばいの3900万ドル。米海軍海兵隊のイントラネット・プログラム(NMCI)からの売上高は同8%増の7億8900万ドルで,営業利益は同35%増の1億2200万ドル。
EDSは2006年第3四半期の業績について,プロフォルマ・ベースの1株あたり利益を16~21セント,売上高を53~55億ドルと見込む。
またEDSは,コスト削減に向けた人員縮小を継続することを明らかにした。1株あたり約15セントのコスト削減を期待する。
米メディア(CNET News.com)の報道によると,同社は2004年9月に,向こう2年間で2万人を削減すると発表していた。これまで1000人を対象に実施され,2006年下半期に3000~4000人を削減する予定という。
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