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 米IBMは,サービス指向アーキテクチャ(SOA)対応ソフトウエア/サービスを提供する米Webify Solutionsを買収した。IBMが米国時間8月2日に明らかにしたもの。買収金額など詳しい取引条件は公表していない。

 Webifyは,テキサス州オースチンに拠点を置く未公開企業。特定業界向けにカスタム化したSOA対応ソフトウエアおよびサービスを提供している。同社の製品を利用すると,例えば「医療関連データ規格HIPAAや保険業界向け標準ACORDなどの,各業界に特化した業務上の問題を解決できる」(IBM)という。

 IBMはWebify製ソフトウエアを,「WebSphere」ブランドで展開していく。サービスについては,IBM Global Services部門を通じて提供する。

 オースチンおよびインドのムンバイにいるWebifyの従業員120人は,IBMに移籍する。Webify会長兼CEOのManoj Saxena氏は引き続き同社の運営を担当する。同時に,IBMのWebSphereソフトウエア担当ジェネラル・マネージャであるRobert LeBlanc氏の下で,IBMのSOA戦略責任者も務める。

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