ベンチマーク・テストを開発する非営利業界団体Standard Performance Evaluation（SPEC）のプロジェクト・グループSPECopcが，CAD／CAM，デジタル・コンテンツ制作，可視化アプリケーション用システム向けの処理性能評価ソフトウエアの次版「SPECviewperf 10」を米国時間8月3日に発表した。2006年第3四半期に利用可能とする予定。
SPECopcは，SPECの一部門であるGraphics Performance Characterization（GPC）のプロジェクト・グループで，正式名称はSPEC／GPC's OpenGL Performance Characterization。3次元グラフィックスAPI仕様OpenGLの処理性能を評価するベンチマーク・テストの開発を行っている。
SPECviewperf 10の評価用アプリケーション「viewset」では，OpenGLのグラフィックス・コールを取得するためにSPECopcの「Mesh4」を使っており，通常のアプリケーションと同様の動作をするにもかかわらず，オーバヘッドが発生しないという。「ほとんどのワークステーションは1時間以内で評価できる」（SPECopc会長のIan Williams氏）
SPECviewperf 10は，新たに「Maya」「3ds Max」用viewsetを提供するほか，「CATIA」用viewsetのアップデート版を入れる。またマルチスクリーン環境の性能評価なども可能とする。
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