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 違法ソフトウエア販売サイト「BuysUSA.com」の運営者に6年の禁固刑が言い渡された。米司法省(DOJ)が米国時間8月25日に明らかにしたもの。

 DOJによれば,BuysUSA.com運営者のDanny Ferrer被告は,2002年後半にBuysUSA.comサイトを開設。2005年10月19日に米連邦捜査局(FBI)によって同サイトが閉鎖されるまで,米Adobe Systemsや米Autodeskなどのソフトウエアの不正コピーを,メーカー希望小売価格を大幅に下回る値段で販売した。購入者には,ソフトウエアを違法コピーしたCDに,ソフトウエア稼働に必要なシリアル番号を付けて郵送で納品していた。

 捜査を進めた結果,BuysUSA.comによる売上高は410万ドル以上にのぼるという。「著作権所有者に2000万ドル近い損失を与えたことになる」(DOJ)。

 なお被告は6月に,違法ソフトウエア販売の共謀罪および著作権侵害罪を認めている(関連記事)。

 また連邦地方裁判所は,禁固刑に加え,410万ドル超の賠償と50時間の地域奉仕活動を命じた。被告が違法行為による収益で購入した飛行機,ヘリコプタ,ボート,車などの資産は没収される。

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