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 中国国内の携帯電話のメーカー別シェアが、都市では通説通り国外メーカーが大半を占めているのに対し、農村地域では中国メーカーが高い割合を獲得しているという調査結果が2006年8月下旬に発表された。

 第一経済日報が四川省と重慶市の農村地域で行った調査によると、四川省や重慶市全体を対象とすると中国メーカーのシェアは4割に過ぎないが、農村地域に限定すると中国メーカーの携帯電話を所有している割合が約7割を占める。

 中国全体の携帯電話普及率は約3割だが、大都市が集まる沿岸部では5割を超える。中国市場での携帯電話のメーカー別シェアはフィンランドのノキア、米モトローラ、韓サムスン、英ソニーエリクソンなどの国外メーカーが優勢で、中国メーカーは各社苦戦を強いられているという構図が一般的。これは、携帯電話が広く普及している都市部では国外メーカーのシェアが大きく、市場全体での統計では中国メーカーが劣勢となるためとみられる。

 しかし、中国国内の人口は都市部が約4割、農村地域が約6割を占める。今回の調査結果が他地域にもあてはまるとすると、農村地域での携帯電話普及がさらに進むにつれ、中国市場全体での中国メーカーの存在感が大きくなる可能性もありそうだ。