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 フィンランドのNokiaは現地時間8月31日,ナビゲーション・ソフトウエアを手がけるドイツのgate5を買収することで合意したと発表した。買収により,Nokiaは携帯機器向けの位置情報サービスの強化を狙う。買収手続きは2006年第4四半期に完了する予定。買収金額は明らかにしていない。

 gate5はベルリンを拠点とする非公開企業。1999年に設立され,およそ70名の従業員を抱える。パーソナル・ナビゲーション機器(PND)メーカーに,地図,ルーティング,ナビゲーションといった位置情報サービス向けアプリケーションを提供している。

 買収後,Nokiaはgate5の顧客へのサポートを継続し,製品の強化に取り組む。同社のマルチプラットフォーム戦略を引き継ぎ,Symbian,Linux,Windows Mobile,Palm,Javaといったプラットフォームに対応する携帯電話機向けのソフトウエア開発とサポートを行う。

 Nokiaによれば,PND市場は急成長期を迎えているという。出荷台数は,2005年の8000万台に対して,2006年は1500万台に達する見込みである。同社マルチメディア担当副社長のAnssi Vanjoki氏は,「Nokiaのデバイスに地図とナビゲーション機能を組み込むことにより,同市場の成長の波に乗りたい」とする考えを明らかにしている。

 Nokiaは,大画面を搭載する無線端末「Nokia 770 Internet Tablet」など,電話機以外の携帯機器も開発している。これらの携帯機器にgate5のプラットフォームを組み合わせることにより,ユーザーに最先端の位置情報サービスを提供できるとしている。また,同社は今回の買収が,新しいマルチメディア・コンピュータ部門にとって重要なステップになるとしている。

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