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 セキュリティ組織の米SANS Instituteによるブログ「Handler's Diary」の9月4日付け記事によると,プライバシ保護機能を強化したWebブラウザ「Browzar」にスパイウエアである疑いが一部で持たれているという。

 Browzarは,英Browzarによりベータ公開されているブラウザ(関連記事:訪問履歴を残さないWebブラウザ「Browzar」)。履歴やキャッシュ,クッキーをパソコン(ローカル・マシン)に保存しないことが特徴。現在公開されているWindows版は,WebページのレンダリングなどにInternet Explorer(IE)のコンポーネントを使用している。

 SANS Instituteが伝えるところによれば,多くの専門家が「Browzarはスパイウエアだ」と主張しているという。Browzarのホームページ(デフォルト・ページ)にはBrowzar社の検索ページが設定されていて,その検索ページでは,通常のリンク(検索結果)の中に,スポンサ・サイトへのリンクを混在させているためだ。もしこの情報が確かなら,Browzarユーザーは,意図せずにスポンサ・サイトへ誘導される恐れがある。

 そのほか,「訪問履歴を残さない」というのも誤りではないかと指摘されている。最後にアクセスしたサイトのURLやリダイレクトされたURLなどの情報が,パソコンの特定ファイルに記録されるという情報があるためだ。

 ただ,いずれについてもSANS Instituteで確認した情報ではない。同組織では,メディアの情報を参照するなどして,ユーザー自身で判断してほしいとしている。また,Browzarが履歴を残す場合はもちろん,履歴を全く残さない場合でも,その気になればISPは訪問履歴を追跡することは可能であるし,ユーザーのネットワーク上で稼働するIDS(侵入検知システム)やフィルタリング・ソフトなどには訪問履歴が残るとしている。

米SANS Instituteの情報