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 米Gatewayの取締役会は,起業家のLap Shun Hui氏による同社小売り部門買収の申し出を拒否した。Gatewayが米国時間9月1日に明らかにしたもの。「株主にとって最大の利益とはならないと判断した」(同社)。

 Hui氏は先月,小売り部門買収を提案する関心表明(expression of interest)をGatewayに送った。Gatewayの役員会は,米Goldman Sachsおよび米Skadden, Arps, Slate, Meagher&Flomの助言を受けながら,この申し出を検討するとしていた(関連記事)。

 Hui氏は低価格パソコン・メーカー米eMachinesの創設者で,2004年に同社をGatewayに2億3400万ドルで売却した。同氏はこのとき取得したGateway株式の5%を現在でも保有している。なお,同氏が今回Gateway小売り部門買収で提示した金額は4億5000万ドルである(米InfoWorld)。

 ちなみに米CNET News.comの報道によると,Hui氏は関心表明の中で,Gateway取締役会が小売り部門売却を断った場合,Gateway全体の買収を検討することを示唆しているという。

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