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 米AMR Researchは米国時間8月31日,サプライ・チェーン管理(SCM)アプリケーション市場に関する調査結果を発表した。それによると,2005年におけるSCM市場の売上高は56億ドルで,前年比3%増にとどまった。グローバル化や顧客要求の多様化を受けて,サプライ・ネットワークの1つ1つが小口化していることなどがSCM市場の成長に影響を及ぼしていると考えられる。

 カテゴリ別で見ると,2005年は,在庫構成およびポリシー設定技術の分野が最も成長率が高く,ライセンス契約が前年比35%増加した。次いで高い成長率を示したのはサプライ・チェーン・ネットワーク設計で,ライセンス契約は同21%増加した。サプライ・チェーンがますますグローバル化して複雑になり,相互に依存しあうようになったため,企業がサプライ・チェーンについて,従来の枠組みを超えた計画的な管理を必要としていることが大きく寄与したと考えられる。

 AMR Researchのシニア・リサーチ・アナリストMark Hillman氏は,「新たなビジネス要求が生まれたことによりベンダーの革新が進み,サプライ・チェーンの取り組みに対する支出が変わりつつある。しかし,実際には企業におけるSCMに対する意識は低く導入が伸び悩んでいるため,SCM市場が急成長するに至っていない」と述べる。こうした現状に加え,今後企業の整理統合が進むことから,SCMへの取り組みが増加し,2006年の市場は前年比7%成長に回復すると同社は予測している。

 ベンダー別では,2005年にドイツSAPが市場全体の成長率を上回る前年比6%増収で,3年連続して首位を維持した。以下,米Oracle,米i2 Technologies,米Manhattan Associates,米Infor Global Solutionsと続く。

■SCMアプリケーション売上推移
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                       売上      売上      売上      成長率      成長率
                      シェア    シェア    シェア     2004-       2005-
                      2004年    2005年    2006年       2005        2006
                                        (予測値)              (予測値)
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SAP                    11%      12%      12%        6%         8%
Oracle                  5%      10%      10%       97%         3%
i2 Technologies         5%       5%       4%       -7%        -6%
Manhattan Associates    4%       4%       4%       15%        10%
Infor                   2%       3%       4%       98%        20%
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出典:AMR Research

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