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 米Adobe Systemsは米国時間9月5日,eラーニング向け教材を開発できるソフトウエアの最新版「Adobe Captivate 2」を発表した。大幅なアップグレードにより,Flashを用いてインタラクティブなシミュレーション,製品デモンストレーション,シナリオに基づいた研修モジュールなどを容易に開発できるという。

 同ソフトにより,プログラミングやマルチメディアに関する知識がないユーザーも,音声やビデオ,アニメーションを使ったコンテンツを作成できる。

 最新版ではワークフローを向上し,学習者の能力に基づいたさまざまなシナリオを迅速に作成できるようにした。顧客対応やコミュニケーションといった“ソフト・スキル”を強化できるシミュレーション・ウイザード,スライド作成を効率化するツール,ポイント&クリックによる分岐設定などを提供する。

 また,テキストによる説明やマウス動作の編集が可能なほか,学習者からのフィードバックに基づいた評価機能,ズーム機能,グレイ表示機能などを用意する。

 Adobe Captivate 2はMacromediaの「Breeze」や「Authorware」,英Questionmarkの「Perception」,SCORM/AICC準拠のコンテンツとも統合可能。またSWF,EXE,MP3といったファイル形式に対応する。

 最新版の推定小売価格599ドル。アップグレード価格は299ドル。米メディア(InfoWorld)によると,出荷開始は10月5日になる見通し。

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