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 スペインPanda Softwareは現地時間9月5日,サブリミナル効果を利用してユーザーに特定の株を購入させようとするスパム・メール(迷惑メール)を確認したとして注意を呼びかけた。

 スパム・メールの内容は,特定の株をオンラインで購入するよう勧めるもの。本文中には,ある画像が張り込まれている。この画像は静止画にしか見えないが,実際には動画であり,見えている画像とは異なる画像が,瞬間的に繰り返し表示されるようになっている。

 瞬間的に表示される画像は4種類。そのうち3種類には「Buy(買え)」という文字が書かれている。文字が書かれている場所は,画像によって異なる。表示されている時間は,長いもので0.04秒,短いものでは0.01秒であるという。同社では,この程度の表示時間ではユーザーが認識することはできないが,潜在意識レベルでユーザーに影響を与える可能性があるとする。いわゆる,サブリミナル効果である。

 同社の研究機関PandaLabsのディレクタであるLuis Corrons氏によれば,「サブリミナル効果を使う“インターネットの脅威(Internet threat)”を確認したのは,今回が初めて。今回のスパムは“洗練”されているとは言いがたいが,同じような手法がより“洗練”された形で悪用される恐れがある」という。

 同社では,サブリミナル効果の有効性については議論が分かれているとしながらも,多くの国ではサブリミナル広告(サブリミナル効果を用いた広告)は禁止されているし,ユーザーに何らかのダメージを与える可能性は否定できないとして,今回のようなスパム(脅威)については,ユーザーが受信する前に適切なセキュリティ・ツール(スパム対策製品やコンテンツ・フィルタリング製品など)を使ってブロックすることを勧めている。

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