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 米Cisco Systemsと米Microsoftは米国時間9月6日,両社がそれぞれ展開するネットワーク・セキュリティ戦略「Cisco Network Admission Control(NAC)」と「Microsoft Network Access Protection(NAP)」に互換性を持たせるアーキテクチャを発表した。両社は,米ボストンで開催中のカンファレンスSecurity Standardにおいて,共同で開発したアーキテクチャのデモを行う。

 NACとNAPは,セキュリティ・ポリシーを満たさないパソコンの社内ネットワークへの接続を保留し,適切なセキュリティ対策を実施させる仕組み。これまで,両社のソリューション間には互換性がなく,ユーザーは個別に対応する必要があった。Microsoftの次期OSであるVistaには,これらを共通に扱えるAPIを搭載するという。

 両社は同日,NACとNAPでセキュリティ・ポリシーを実施する方法について説明する技術白書をリリースしている。白書では,アーキテクチャの説明とともに,Ciscoのネットワーク・インフラに組み込まれたセキュリティ機能とVistaおよびWindows Server 2003の次期バージョン「Longhorn(開発コード名)」のセキュリティ機能を統合させる方法を説明している。白書は,それぞれCiscoのWebサイトMicrosoftのWebサイトからダウンロードできる。

 また,NACとNAPを統合した製品の市場投入に向けたロードマップも明らかにした。両社は年内に互換アーキテクチャのベータ・プログラムの開始を予定している。Microsoft は,2007年後半にリリースするLonghornにNAPの実装を予定している。そのため,NACとNAPの相互運用が可能な製品は,Longhornのリリース以降に利用できるようになるという。両社は,NACとNAPの互換性を促進し,将来的な市場状況と顧客の要求に対応するために,NACとNAPプロトコルのクロスライセンス契約を結んでいる。

 両社は,引き続き個別にNACとNAP製品を提供していくが,ユーザーはNAC,NAPまたは互換アーキテクチャから選択できるようになる。

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