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 米Hewlett-Packard(HP)が,情報漏えいを巡る調査で違法な手段を使ったとされるスキャンダルを米メディアが連日報じている。その最中の米国時間9月10日,同社取締役会が開かれた。HPは9月11日に改めて取締役会を招集すること以外,何も明らかにしていないが,米Mercury Newsは9月11日の会議で同社会長のPatricia Dunn氏の進退について投票を行う可能性があると見ている。

 米internetnews.comによると,2005年に当時同社CEO(最高経営責任者)だったCarly Fiorina氏の更迭に関する情報が米Wall Street Journal,そして米CNETに流出。Dunn氏は流出源を追求するよう調査を命じた。この調査の際に,身元を偽って不正に情報を入手する「プリテキスティング」という手法を用いたとされている。

 また元同社取締役のThomas Perkins氏は,Dunn氏の退任を求める声明を出した(CNET News.com)。同氏は,2006年1月にHP取締役会の長期戦略に関する議論の内容がメディアに漏れたことについて,情報流出源を追求する調査の手法に抗議して5月に取締役を辞任した。「Dunn氏への悪意からではなく,HPの利益を最大限守るため(Dunn氏の退任を要請する)」(Perkins氏)。

 米InfoWorldの報道によれば,HPは調査員がプリテキスティングを用いて取締役のGeorge Keyworth氏を情報源と特定したことを認めている。なおHPは5月にKeyworth氏に辞任を求めたが同氏はこれを拒否した。

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