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 米Gartnerは米国時間9月15日,2006年の世界パソコン市場に関する調査結果を発表した。それによると,2006年のパソコン出荷台数は2億3370万台と前年比10.5%増加する見込み。しかしパソコンの低価格化により,売上高は1983億ドルと同2.5%減になると予測する。

 パソコンの低価格化の背景には,米Intelと米AMDによるプロセサの大幅な値下げがある。Intelが今年,新製品「Core 2 Duo」の発売にあたって旧型プロセサを在庫処分する目的で値下げしたのを機に,AMDも値下げに踏み切った。これを受けて2006年第2四半期,特に中小企業の間でのパソコン購入台数が予想を大幅に上回った(CNET.News.com)。

 「パソコンの低価格化により,米国などの成熟市場では出荷台数の2ケタ成長が短期的に見込まれるが,買い替え需要の縮小によっていずれ減速するだろう。米Microsoftの『Vista』が来年リリースされたとしても,大きな出荷台数増に結びつく可能性は低い」とGartner Dataquestクライアント・プラットフォーム研究プログラム部門リサーチ・ディレクタであるGeorge Shiffler氏は分析する。

 一方,「新興市場ではパソコン普及率が低いことに加え,経済成長やパソコンの需要増に後押しされ,パソコン出荷台数は今後2年間にわたって2ケタ成長を維持するだろう」と同部門主任アナリストのMikako Kitagawa氏は述べる。

 また,液晶テレビなどの多くの家電機器の低価格化も同時に進んでいることから,家電機器とパソコンの間での年末商戦が激化するとGartnerは予想している。

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