米BEA Systemsは米国時間9月19日,サービス指向アーキテクチャ(SOA)をベースとする新しいプラットフォーム「SOA 360」の構想を発表した。企業のコスト構造の向上や新しい収益源を拡大するために,統合SOAプラットフォームを通じて業務の改革と最適化を支援するとしている。
SOA 360プラットフォームは,同日発表した新しいアーキテクチャ「microService Architecture(mSA)」を基盤とする。軽量でSOA標準をベースとする同アーキテクチャは,SOAとサービス・ネットワークの概念を組み合わせたもの。顧客はBEAのツールとサーバー・ソフトウエアを利用して容易かつ迅速にアプリケーションの構築と修正ができ,ほかのベンダーのアプリケーションにも容易に組み込めるようになるという。
同社のトランザクション処理モニターの「Tuxedo」,Webアプリケーション・サーバーの「WebLogic」,ミドルウエア/開発ツール群「AquaLogic」がmSAを共通のソフトウエア基盤として利用するようになるという。同社は,2008年までに同社のすべての製品でmSAの導入を計画している。
そのほかにも,SOA 360をサポートするために,アナリスト,開発者,ITオペレータなど役割の異なるスタッフが協調するためのアプリケーション・ライフサイクル・スイート「WorkSpace 360」を発表した。2007年に市場投入を予定している。
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