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 米Lucent TechnologiesのBell Labs(ベル研)は,総延長2000kmの光ファイバで転送速度107Gビット/秒(bps)のEthernet通信に成功した。ベル研が米国とフランスで現地時間9月25日に明らかにしたもの。「商用化された装置と同様の技術を使ったことで,転送単価が妥当な100Gbpsネットワークの実現に大きく近づいた」(ベル研)。

 107Gbpsの通信回線は,現在40Gbpsネットワークで利用されているものと同等の装置を利用し,10チャネルの通信路を多重化した。差動4位相偏移変調(DQPSK)を採用することで,40Gbps用システムを25%高速化するだけで済んだという。実験装置のDQPSK変調装置はニオブ酸リチウムを使っており,情報通信研究機構(NICT)と住友大阪セメントが開発した。

 なお107Gbpsのうち,データ転送には100Gbps分の帯域を利用し,残りの7%はエラー訂正用のオーバヘッド領域としている。

 ベル研は,フランスのカンヌで開催中のEuropean Conference and Exhibition on Optical Communication(ECOC)2006でこの研究に関する発表を行う。

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