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 米Microsoftの開発ツール部門担当コーポレート・バイスプレジデントであるS. Somasegar氏は9月26日(米国時間),開発ツールのVisual Studio .NET 2002と同2003がWindows Vistaに対応しないことを自身のブログで明らかにした。これらのツールで開発したアプリケーションはWindows Vistaで動作する。なおMicrosoftは,Visual Basic(VB) 6.0とVB 6.0のランタイムならびに開発したアプリケーションがWindows Vistaに対応するとしており,その方針は変えていない。

 S. Somasegar氏は自身のブログに「Visual Studio 2005 SP1 Beta and Visual Studio support for Vista」という記事を掲載した。これはVisual Studio(VS) 2005のService Pack 1(SP1)のベータ版が完成したことや,開発ツールのWindows Vista対応を説明する記事である。VS 2005 SP1は3~4カ月後に正式リリースされる予定だ。VS 2005 SP1はWindows Vistaに対応してはいるものの,いくつかの互換性問題がSP1でも残ることになるという。VS 2005は.NET Framework 2.0に対応した開発ツールであるが,アドインを追加することでWindows Vistaに搭載される.NET Framework 3.0のほか,Office 2007にも対応する。

 Windows Vistaは.NET Frameworkを初期搭載する初めてのクライアントOSになる。S. Somasegar氏は「Windows Vistaでは,.NET Framework 1.1と.NET Framework 2.0用アプリケーションがうまく動作するので,既存アプリケーションが継続して利用できる」と述べているが,これがWindows Vistaの.NET Framework 3.0上で.NET Framework 1.1/2.0用アプリケーションが動作するということなのか,それともWindows Vistaに.NET Framework 1.1/2.0を追加インストールすれば.NET Framework 1.1/2.0用アプリケーションが動作するという意味なのかは明らかにしていない。また2007年7月10日までメインストリーム・サポート・フェーズが続く.NET Framework 1.0については,全く言及がなかった。

 .NET Framework 1.0に対応する開発ツールであるVS .NET 2002と,.NET Framework 1.1に対応する開発ツールであるVS .NET 2003に関しては,前述の通りWindows Vistaに対応しないことをS. Somasegar氏は明らかにしている。S. Somasegar氏は「Windows XP上でVS .NET 2002/2003を使えば,Windows Vista上でも動作するアプリケーションを開発できる。顧客からのフィードバックに基づいて,VS .NET 2003をVS 2005にアップグレードするのを管理できるようにもしている」と語っている。