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 米IBMは現地時間9月27日,アイルランドと欧州における起業家支援を目的とした構想を明らかにした。同社は,首都のダブリンにベンチャ・キャピタル・センター「European Venture Capital Center(EVCC)」と研究開発センター「Innovation Centre for Ireland」を開設する。また,アイルランドにおける技術企業の発展を支援するために,アイルランド政府商務庁(Enterprise Ireland)と戦略的提携を結ぶ。

 EVCCは,欧州の新興企業とベンチャ・キャピタルを結びつける場を提供する。IBMは,技術会議や大規模なカンファレンスなどのイベントを通じて,同社の経験や技術を新興企業と共有するとともに,新しい技術や市場動向などの情報交換を通じて革新技術の促進を支援する。同社Innovation and Technology部門担当上級副社長のNick Donofrio氏によれば,IBMが参加企業に直接投資することはないが,同社にとって重要な技術を開発する企業については買収を検討する可能性があるという。

 また,IBMの世界で32番目となるダブリンの研究開発センターは,地域のソフトウエア開発者による製品の開発やテストをサポートする。また,新興企業に対してワークショップやセミナーを通じて技術開発や製品化などを支援する。

 IBMは7月に,アイルランドにおけるソフトウエア事業の強化計画を発表した。3年間で4600万ユーロ(約5870万ドル)を投じるとともに,300人以上のソフトウエア技術者を新たに雇用する計画を明らかにしていた。

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