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 米AT&Tは米国時間9月27日,コンシューマと中小企業向けのオンライン・バックアップ・サービスを開始した。コンシューマとSOHO向けの「Online Vault」と企業向けの「Remote Vault」を用意する。

 Online Vaultは,高速インターネット接続を利用するコンシューマとSOHOを対象とするバックアップ・サービス。ユーザーがインターネットに接続すると,パソコン上の新しいファイルや既存のファイルへの変更を検索し,自動的にAT&TのInternet Data Centerに保存する。Documents and Settingsフォルダ内のファイルは,すべて圧縮および暗号化された後に保存される。設定により,電子メールやビデオなど特定のファイル形式をバックアップの対象から外すことができる。更新前のデータは30日間保存されるため,パソコンから削除してしまった後にも取り出すことができる。

 Remote Vaultは,顧客のパソコンやサーバー上のデータを暗号化してInternet Data Centerに転送して保存する。同サービスでは,ユーザーがバックアップ・スケジュールを設定できる。バックアップ・データは,WebベースのRemote Vaultアプリケーションを通じてパソコンやサーバーからアクセスできる。データは通常4カ月間保存されるが,保存期間は必要に応じて延長できる。

 Online Vaultサービスの利用料金は,最初の2Gバイトが月額5.95ドル。それ以降は1Gバイトにつき2ドルが加算される。同サービスは,30日間の試用期間を設けている。Remote Vaultサービスは,最初の1Gバイトが月額6.95ドル。それ以降は1Gバイトあたり2ドルが加算される。サーバーのバックアップ料金は,保有予定期間と保護データ量によって異なり,1Gバイトあたり6~12ドルの範囲となる。

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