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 米Telecom Media and Fiance Associates(TMF Associates)は米国時間9月29日,航空機内向け携帯電話サービスに関する調査結果を発表した。それによると,携帯電話サービスを旅客機4500機で提供した場合,2016年までに年間6億ドル以上の売上高が見込まれる。しかしROI(投資収益率)が低く,1800機でサービスを提供した場合,航空会社の収益は2億ドルを下回ると予測している。

 調査の担当者であるTim Farrar氏は,「米Boeingの航空機向けインターネット接続サービス事業Connexion-by-Boeingが撤退に追い込まれた(過去記事)理由は,サービス利用率が低かったために1旅客機あたりの売上高が伸びず,結果的に航空会社がサービス設置コストを資金援助しなければならかったことだ」と分析する。

 「スイスのOnAirや英AeroMobileが提供している衛星経由の機内携帯電話サービスは,1旅客機あたりのエンドユーザーによる売上高が10万ドルを超えなければ,航空会社は利益を得られないだろう」と同氏は予測する。「割高な機内携帯電話サービスを頻繁に使用するのは一握りのビジネス利用者に限られるため,利益を上げるのは難しい。しかし米AirCellが提供する地上ベースの携帯電話システムAir-To-Ground(ATG)では,軽量かつ安価な設備を使用するので,売上高が低くとも利益を上げられる可能性がある」としている。

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