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 米Hewlett-Packard(HP)が情報漏えい調査において不正な手法を使った問題で,米カリフォルニア州司法当局は元会長のPatricia Dunn氏ら5人を告訴した。米New York Times紙オンライン版をはじめ,米メディア各社が米国時間10月4日に報じている。

 New York Timesによると,告訴されたのはDunn氏のほか,元同社上級顧問のKevin T. Hunsaker氏,同社が雇ったボストンの私立探偵のRonald L. DeLia氏,調査会社の米Action Research Groupを経営するJoseph DePante氏および同氏に協力したBryan Wagner氏。Wagner氏は,実際に個人の電話記録を入手した人物とされている。

 罪状は,公的機関からの機密情報入手における不正または詐欺的手段の使用,コンピュータ・データへの不正アクセス,ID情報窃盗,これら犯罪の共謀行為で,「いずれも重罪」(New York Times)。

 もし有罪が確定した場合,6~9年の禁固刑が言い渡される可能性があるという(米CNET News.com)。

 HPのプリテキスティング問題を巡っては,Dunn氏が9月22日に(引責辞任)したのに続いて,法務顧問のAnn Baskins氏が辞任。会長職はCEO兼社長のMark Hurd氏が引き継いでいる。

 米internetnews.com)に掲載された記事によると,DeLia氏などの調査員はプリテキスティングを実施したことを認めている。しかしDunn氏とHurd氏は,米下院エネルギ商業委員会の監視および調査小委員会が開いた公聴会で,「スキャンダルが発覚するまで,プリテキスティングが用いられたことは知らなかった」と証言した。

 なお同公聴会では,同委員会委員長のJoe Barton議員が,「HPはプリテキスティングを用いて,1年以上にわたり個人の通話記録を入手していた。当委員会に提出された資料によると,通話記録はHP社内の調査チームによって引き出され,Dunn氏とBaskins氏ともにこれを承認および認識していたようだ」と述べている。

[NYTimes.comに掲載の記事]