米AMR Researchは米国時間10月10日,ERP(統合基幹業務システム)市場に関する調査結果を発表した。それによると,ERP市場は2005年の254億ドル規模から,2006年に290億ドル規模に達する見通しだ。また今後5年間で年平均10%拡大するとみる。
同社によると,企業が競争力を維持するには統合された情報システムが不可欠という考えが普及しつつあるため,ERP市場は着実に成長しているという。市場では,ドイツのSAPと米Oracleが新規ライセンス売上高の65%を占めるなど,少数の大手ベンダーが優位を保っているという。
AMR Research,Research担当上級副社長のJim Shepherd氏は,「企業によっては,“統合”と“最善のソリューションの組み合わせ”のどちらがベストかという議論を続けているが,ERPの導入を提唱する一派が優勢であることが間違いない」と述べる。「またERPベンダーは,あらゆる規模の企業に適した製品を提供するようになった」(同氏)。
■ ERPアプリケーションの売上高ベースの市場シェア
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出典:AMR Research |
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